日本大百科全書(ニッポニカ) 「セネカ(大セネカ)」の意味・わかりやすい解説 セネカ(大セネカ)せねかLucius Annaeus Seneca(前55ころ―後40ころ) 古代ローマの修辞学者。スペインのコルドバ出身。小セネカの父。詩人ルカヌスの祖父。息子たちに雄弁術の訓練を施すために編んだ『訴訟演説集』と『勧告演説集』が、のちに弁論術の教科書として愛用された。前者はおもに架空の訴訟に関する論争形式の法廷演説、後者は独演形式の議会演説の見本集で、どちらも序文で実在の演説家を論じている。[中山恒夫 2015年1月20日][参照項目] | 修辞学 | セネカ | ルカヌス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例