セビーリャ大学(読み)セビーリャだいがく

大学事典 「セビーリャ大学」の解説

セビーリャ大学[スペイン]
セビーリャだいがく

スペイン南部アンダルシア自治州の州都セビーリャ(セビリア)にある公立大学。15世紀末に司教座付属学校として発足。1505年に大学として創立,500年以上の歴史を持つ。16世紀のセビーリャは,スペインにおいて最も発展した商業都市であった。時代を経て,1960年代には建築学,1970年代に入ると経済学,薬学部が増設された。またセビーリャのほか,エストレマドゥーラ自治州のバダホス,アンダルシア自治州内のカディス,そしてコルドバキャンパスを拡大し,のちにそれぞれが大学として独立している。現在は複数のキャンパスをセビーリャ市内に有する。大学の本部メリメの劇,ビゼーのオペラカルメン」にも登場する旧国立タバコ工場の建物を使用している。市内にはインディアス古文書館(スペイン)があり,中南米研究の拠点ともなっている。
著者: 安藤万奈

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android