セファランチン製剤(読み)セファランチンセイザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「セファランチン製剤」の解説

セファランチン製剤

製品名
セファランチン(化研生薬)

 植物のタマサキツヅラフジから発見されたアルカロイド成分で、生体膜安定化作用、免疫機能増強作用、血液幹細胞増加作用、末梢血管拡張作用、抗アレルギー作用などをもち、円形脱毛症粃糠性脱毛症ひこうせいだつもうしょうの治療に用いられます。ほかに放射線による白血球減少症の治療にも効果があります。


 まれに過敏症状(頭痛吐き気などのアレルギー症状)が、またショックやアナフィラキシー様症状がおこることがあります。使用を止め、医師に相談してください。


 ときに食欲不振、下痢などの症状が現れることがあります。医師に相談して、減量または休薬の指示を受けてください。


錠剤散剤があって、食後服用が原則です。1日の服用回数・服用時間・服用量・服用期間については医師の指示をきちんと守り、かってに中止、減量・増量しないでください。


妊婦、現在妊娠する可能性のある人は、あらかじめ医師とよく相談してから用いてください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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