セレクチン

化学辞典 第2版 「セレクチン」の解説

セレクチン
セレクチン
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糖鎖結合能を有するレクチン一種で,細胞膜に存在し,血球と血管内皮細胞などの相互作用を助ける.糖鎖を認識する細胞接着因子.L-セレクチン(白血球leucocyte),E-セレクチン(内皮細胞endothelial cell),P-セレクチン(血小板platelet)の3種類がある.セクレチン(消化管ホルモン)と名前が似ているので混同しないように注意.一方は相手を選んで結合するselectionに由来し,他方は分泌のsecretionに由来する名称である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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