ゼツェッシオン館(読み)ゼツェッシオンかん(英語表記)Sezessionsgebäude

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼツェッシオン館」の意味・わかりやすい解説

ゼツェッシオン館
ゼツェッシオンかん
Sezessionsgebäude

J.オルブリヒ設計で 1898~99年,オーストリアウィーンに建てられた展示館。正面ファサードは,中央とそこから左右に突出させたブロックが明快な比例関係を構成する一方,その頂部には,アール・ヌーボー的な植物文様を施した金色ドームが載る。簡明な直線的要素と,豊かな装飾性がよく調和した建物。展示会場はその目的にかなうよう,間仕切りが自由に動かせる設計となっていた。最初の展示会は,1900年 C.マッキントッシュの作品展であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android