ソテツ科(読み)ソテツか(英語表記)Cycadaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソテツ科」の意味・わかりやすい解説

ソテツ科
ソテツか
Cycadaceae

裸子植物ソテツ目の1科。中生代に広く栄えた植物群であるが,現在では9属約 100種が新旧両大陸とオーストラリア熱帯亜熱帯に残存している。このうちソテツ属 Cycas以外のザミア属 Zamia (新大陸熱帯に分布) ,ディオーン属 Dioon (メキシコ) ,マクロザミア属 Macrozamia (オーストラリア) などをまとめてザミア科とすることもある。この場合,狭義のソテツ科は1属約 20種でマダガスカルと東南アジアに産し,ソテツ (蘇鉄)はその最北限の種で琉球列島から九州南部にまで自生がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android