ソ・ジョンジュ(徐廷柱)(読み)ソ・ジョンジュ(英語表記)Sǒ Chǒngju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ソ・ジョンジュ(徐廷柱)
ソ・ジョンジュ
Sǒ Chǒngju

[生]1915.5.18. 全羅北道高敞,扶安面
[没]2000.12.24
韓国の詩人。号,未堂。韓国文学家協会最高委員,芸術院会員,東国大学校教授などを歴任。 1955年自由文学賞受賞。 1936年詩同人誌『詩人部落』を発行,かたわら本格的に詩を書き始めた。詩集『花蛇集』 (1941) ,『帰蜀途 (ほととぎす) 』 (1947) ,『徐廷柱詩選』 (1956) ,『新羅抄』 (1961) ,『冬天』 (1968) がある。情緒や感覚より人間の生命,本能意志を重要視し,作品には人間の運命的業苦に対する葛藤と身もだえ,自然との和解,幽玄な精神世界や仏教の象徴世界に対する関心などがみえる。日本に紹介されている詩集も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android