ソ連科学アカデミー(読み)ソれんかがくアカデミー(英語表記)Akademiya Nauk SSSR

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソ連科学アカデミー」の意味・わかりやすい解説

ソ連科学アカデミー
ソれんかがくアカデミー
Akademiya Nauk SSSR

ソビエト連邦の科学研究と科学行政の最高機関。全ソ連アカデミーと 15の共和国アカデミーとに分かれ,前者には物理工学・数学工業化学生物学,社会科学,地球科学の 4部門があった。閣僚会議付属の国家科学技術委員会が,アカデミーの予算配当などを行ない,高等教育省の下にある大学とは完全に独立していた。300に近い研究所と 2万人の科学者をもち,みずから研究者の養成,国際学術交流にもあたった。200人以下のアカデミシャンと約 370人の通信会員が,アカデミーを代表するソ連最高の科学者とされていた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android