ゾピュロス(読み)ぞぴゅろす

世界大百科事典(旧版)内のゾピュロスの言及

【人相学】より


[西洋]
 地中海沿岸における人相学の起源は明らかでないが,すでにピタゴラスやソクラテスは弟子になる者の資質をその容貌から推定したという。また,キケロによれば,人相を観(み)ることにたけていたゾピュロスZōpyrosが,ソクラテスの容貌に多くの悪徳を読みとって人々から嘲笑されたとき,ソクラテス自身はゾピュロスの言を認めて,それらの生来の悪徳を自分は理性によって克服したと述べている(《トゥスクルム論叢》)。当時の人相学は,アリストテレス学派の者が書いて長い間アリストテレスその人の著とされた《人相学》にうかがえる。…

※「ゾピュロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android