タイリー島(読み)タイリーとう(英語表記)Tiree

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイリー島」の意味・わかりやすい解説

タイリー島
タイリーとう
Tiree

イギリススコットランド西岸沖の大西洋にある島。内ヘブリディーズ諸島の西端をなす島で,同諸島中部のマル島西方に位置し,アーガイル・ビュートに属する。6世紀に修道院によって穀物栽培が導入され,名称も「穀物の島」を意味する語に由来するが,今日ではクロフターと呼ばれる零細小作農が自給農業を行なうほか,酪農,漁業が主産業。温和な気候,長い日照時間,肥沃砂質土壌に恵まれるため,チューリップスイセンの球根栽培も盛ん。その他観光業,大理石の切り出しが行なわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android