タインホア省(読み)タインホア(英語表記)Thanh Hoa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タインホア省」の意味・わかりやすい解説

タインホア〔省〕
タインホア
Thanh Hoa

ベトナム北部の省。省都タインホア。ホン川 (紅河) デルタの南に続く省で,東はバクボ (トンキン) 湾に面し,西はラオス国境を接する。住民の 80%以上はベトナム人で,ほかにムオン族,タイ族,メオ族などの少数民族が住む。省の中央部をマ川が北西から南東へ貫流し,その河口一帯にタインホアデルタが広がる。このデルタはホン川デルタに次ぐベトナム北部の穀倉地帯で,米の二期作が行われる。省都には製材,リン精錬などの工業が立地する。東部沿岸を幹線道路と鉄道が縦断する。面積1万 1168km2。人口 315万 2900 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android