タカナ(高菜)(読み)タカナ(英語表記)Brassica juncea var. integrifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タカナ(高菜)」の意味・わかりやすい解説

タカナ(高菜)
タカナ
Brassica juncea var. integrifolia

アブラナ科の二年草。特に西日本で広く栽培される菜の一種で分類学上はカラシナ変種とされる。オオガラシ,ハガラシともいい,母種のカラシナに比べて大型で高さ 1.2m内外であるが,暖地で特に大きく育ったものは 2mにも及ぶ。その枯れた茎を垣根に用いたこともあった。葉柄と葉はやや紫色を帯びて大きく,葉菜として煮物漬物用とし,カラシナほどの辛みはない。

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百科事典マイペディア 「タカナ(高菜)」の意味・わかりやすい解説

タカナ(高菜)【タカナ】

アブラナ科の二年生野菜カラシナの一型で中国で発達した。暖地を好み,関西以西で多く栽培される。葉は幅広くてあまり切れ込まず,漬物,煮物,いため物などに使うほか種子をカラシナ同様からし粉の原料とする。

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