…雨合羽の普及する以前には農村で菅笠や簑の需要が多く,石川県,三重県,千葉県等の沼田に植えられたこともあった。 変わった形のスゲについて記すと,タガネソウC.siderosticta HanceやササノハスゲC.pachygyna Fr.et Sav.では葉が線形でなく,幅2cm余りの披針形をしているので,鏨(たがね)や笹の葉に見立ててこのような名前がついた。小穂が減りただ1個になって,槍のように茎の頂についた形となったものがハリスゲC.onoei Fr.et Sav.,シラコスゲC.rhizopoda Maxim.等である。…
※「タガネソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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