タキ・オンコイ(英語表記)taqui onkoy

山川 世界史小辞典 改訂新版 「タキ・オンコイ」の解説

タキ・オンコイ
taqui onkoy

1560年頃,ペルー高地ワマンガ地方に発生して各地に蔓延した千年王国運動。ケチュア語で「踊る病」の意味ファン・チョクネが指導者であり,征服者の政治組織や教会が突然海に呑まれ,ワカ(聖所,神殿)と土着の神々が復興すると信じられ,民衆が乱舞した。まだ不明な点が多く,今後研究の余地があるが,アンデス地方最初抵抗運動として注目される。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android