タクラハイマーノト(英語表記)Takla Hāymānot

改訂新版 世界大百科事典 「タクラハイマーノト」の意味・わかりやすい解説

タクラ・ハイマーノト
Takla Hāymānot
生没年:?-1313

エチオピア教会再興者,アブーナ主教にあたる教会首長)。イスラムのスルタン領に包囲され,苦難の続く13世紀後半のエチオピアにあって,厳しい修行を積み,シェバ(現,ショワ)にデブレ・リバノス修道院を創建して教会の再興に寄与し,14~15世紀のエチオピア教会の最盛期を準備した。またエチオピアのソロモン朝の復興(1270)にも参画したといわれる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android