出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
さわやかさを伴う酸の効いた果実を食用とするマメ科の常緑高木。樹高は20m以上にもなる。葉は淡緑色の偶数羽状複葉であり,長さ10~20cmの筒状のソラマメに似た豆果は成熟しても裂開しない。外殻はもろく,種子を包む暗赤紫色の果肉があり,アンズの乾燥果に似た酸と甘みがある。アフリカ熱帯のサバンナ地域が原産とされる。属名はインドのナツメヤシの意で,その名の通り,古来よりインド,アラビアの地域では重要な果樹の一種である。さやの中の果肉部分のみを集めた,酸味のある硬いのり状か,さやのままのものが市場で販売されている。果肉を砂糖水で調合して清涼飲料,シャーベット,ジャム,さらには酒もつくる。子どもの間食としての生食も多い。種子の粉末を小麦粉の代用とする。幼植物,葉,花,若いさやは野菜として利用する。インドやインドネシアのやや乾燥した熱帯域では公園樹や街路樹に多く用いられている。
執筆者:岸本 修
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…アフリカのサバンナ林域にはアカシア属Acaciaをはじめ多数のマメ科樹木が,分化しているが,それらのなかで食用とされるものがいくつかある。このサバンナ系のマメ科樹木で,インドや東南アジアに広く栽培されるものにタマリンドがあり,しばしば街路樹や公園樹とされるが,インドでは重要な食用樹でもある。成熟した豆果のさやは,クエン酸や糖を含み,飲料やカレー料理に利用される。…
※「タマリンド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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