タリキシナイ(読み)たりきしない

日本歴史地名大系 「タリキシナイ」の解説

タリキシナイ
たりきしない

漢字表記地名「樽岸」のもととなったアイヌ語に由来する地名。浜方のコタンで、「廻浦日記」にタラヱキリシナイとある。スッツ領持場小名并里数界地書上(文政五年、林家文書)に「垂岸 番屋一軒」とみえる。玉虫「入北記」にタリキシナイとあり、「スツヽ川ト云フ、舟渡リナリ、此辺都テタリキシナイト唱フナリ」と記される(安政四年閏五月一六日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android