ダブル・ディグリー(読み)だぶるでぃぐりー(英語表記)Double Degree

知恵蔵 「ダブル・ディグリー」の解説

ダブル・ディグリー

ある分野学位を授与された後に、別の分野の勉強をして、一定期間に複数の学位を取得できる履修形態のことで、特にそのために学内規定があるなど大学として組織的に行われているものをいう。複雑化する社会のニーズに対応するために、急速に広まってきた。2005年度の文部科学省の調査では、全国で20大学がすでに導入し、54大学が「検討中」と回答中国の精華大と提携した東京工業大など、海外の大学と提携して導入するケースが多い。関西学院大は04年から文系3学部で、所属する学部に加え他学部の学位も最短4年で取得できる制度を始めた。最短4年で2つの学位取得を可能にしている。

(増谷文生 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android