デジタル大辞泉
「ダブル」の意味・読み・例文・類語
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ダブル
[1] 〘語素〙 二重、二倍であること。二人用であること。「ダブルプレー」「ダブルヘッド」「ダブルキャスト」など。
[2] 〘名〙
① ウイスキーなどの量の単位。約六〇ミリリットル。⇔
シングル。
※銀座川(1950‐51)〈
井上友一郎〉五「ジン・フィーズのダブルでも飲む?」
② 二重にすること。二倍であること。〔舶来語便覧(1912)〕
※漫談集(1929)見習諸勇列伝の巻〈徳川夢声〉「
脚気を患った蝗が、
腎臓を悪くして全体に
浮腫が来た、と言ふ感じと西蔵かビルマ辺りの
仏像を、
菜種油で気永にイタめた感じとを、ダブルにすれば」
※弔花(1935)〈
豊田三郎〉「ダブルの洒落れた服を」
④ ズボンの裾の、折り返しのあるもの。⇔
シングル。
※テニス(1923)〈熊谷一彌〉七「ネットプレーがダブルに於て欠く可からざる要素であるならば」
⑦ 「
ダブルベッド」の略。また、ホテルで、ダブルベッドを備えてあることや、その部屋。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内のダブルの言及
【ドッペルゲンガー】より
…ある人と瓜二つの人のこと。ドイツ語圏の〈ドッペルゲンガー(二重身)〉のほか,英米圏では〈ダブルdouble〉,中国では〈離魂〉または〈離魂病〉,日本では〈分身〉〈影法師〉〈影の病〉〈影の煩い〉などの名で,神話,伝説,迷信などに古くから登場し,霊魂が肉体から分離して有形化したものとか,二重身の出現はその人物の死の前兆などと信じられた。たとえば,中国には次のような話がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」