ダン・ブランシュ山(読み)だんぶらんしゅさん(英語表記)Dent Blanche

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダン・ブランシュ山」の意味・わかりやすい解説

ダン・ブランシュ山
だんぶらんしゅさん
Dent Blanche

スイス南西部、アルプス中部、ワリス・アルプスの峰。標高4357メートル。マッターホルンの北側、スイスのバレー州内に位置する。アルプスの代表的な秀峰で、ほぼ四角錐(すい)形の均整のとれた山容をもつ。名称は「白い牙(きば)」の意。1862年イギリス人T・S・ケネディらにより初登頂され、このときの南稜(なんりょう)ルートがいまの一般登攀(とうはん)ルートになっている。高度差900メートルに及ぶ北壁は1932年オーストリアのK・シュナイダーらが初登攀

[徳久球雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android