ダージリン茶(読み)だーじりんちゃ

世界大百科事典(旧版)内のダージリン茶の言及

【紅茶】より

… 品質の良否は,緑茶と同様に産地の自然条件によって左右され,標高が高く冷涼な地域では香気の優れたものができ,低地の日射の強い高温地帯では味の優れたものができる。インドではベンガル州北端のヒマラヤ山麓地方で産出される香気の高いダージリン茶,渋みの強い南インドのニルギリ茶が有名である。スリランカでは中央部の高地に産するウバ茶が優れ,ダージリン茶や中国の祁門(きもん)茶とともに最高級品とされる。…

【ダージリン】より

…インド北東部,西ベンガル州最北端の避暑地。人口7万3000(1991)。地名はチベット語のドルジェ・リンDorge Ling(〈雷電の土地〉の意)に由来する。シッキム・ヒマラヤ南麓の標高約2100mにある。1835年イギリス東インド会社がシッキム王より買収,在印イギリス軍の療養地として開発し,インド独立まで旧ベンガル州の夏の州都であった。麓のシリグリから〈おもちゃの汽車〉とよばれる小さな登山鉄道で達する。…

※「ダージリン茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」