ダーリング山脈(読み)だーりんぐさんみゃく(英語表記)Darling Range

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダーリング山脈」の意味・わかりやすい解説

ダーリング山脈
だーりんぐさんみゃく
Darling Range

オーストラリア、ウェスタン・オーストラリア州南西部、州都パース背後南北に延びる山脈標高はおおよそ250~300メートルであるが、最高点は582メートル。西部台地の南西端にあたり、西側は断層崖(がい)となっている。西麓(せいろく)の川に貯水池がつくられ、灌漑(かんがい)用水、都市用水を供給している。ジャラデール、ピンジャラにボーキサイト鉱床、コリー炭田がある。名称は入植当時のニュー・サウス・ウェールズ総督名に由来。

[谷内 達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダーリング山脈」の意味・わかりやすい解説

ダーリング山脈
ダーリングさんみゃく
Darling Range

オーストラリア,ウェスタンオーストラリア州南西部にある断層山脈。パースの北方,ムーア川付近から南へ,海岸に沿ってブリッジタウン付近まで約 400kmにわたる山脈。最高峰はクック山 (582m) で,山腹にはジャラ (ユーカリ一種) が茂る。多くの川が西流し,上水道ダムとして知られるマンダリング (ヘレナ川) をはじめ,キャニング,サーペンティン,スターリング,ウェリントン (コリー川) などの貯水池が造られ,下流の生活用水,灌漑用水に利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android