チベット・ビルマ語派(読み)チベットビルマごは

百科事典マイペディア 「チベット・ビルマ語派」の意味・わかりやすい解説

チベット・ビルマ語派【チベットビルマごは】

チベット語ビルマ語カチン語イ(彝)語,ナシ語,レプチャ語,ネパール,インド北西部に分布するヒマラヤ諸語,北部アッサム諸語,アッサム,ビルマミャンマー)北西部に分布するボドナガ,クキ,チン諸語,中国四川省,西康省のギャロン語,チイヤン語,甘粛省の古語西夏(せいか)語などの諸言語が互いに親族関係があると想定した名称。通説では漢語中国語)群,タイ諸語カレン語ミヤオ(苗)語ヤオ(瑶)語シナ・チベット語族を形成するといわれる。諸言語の比較研究は十分に成功していない。
→関連項目ボド

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android