チャセンシダ科(読み)チャセンシダか(英語表記)Aspleniaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャセンシダ科」の意味・わかりやすい解説

チャセンシダ科
チャセンシダか
Aspleniaceae

シダ植物シダ目の1科。約 10属 720種があり,熱帯を中心に世界に広く分布する。多くは地上生であるが,まれに着生するものもある (→着生植物 ) 。根茎匍匐または斜上する。中心柱は網状中心柱。鱗片は格子状。葉柄維管束は2本あり,上部でX字状に癒合する。葉脈遊離,またはまれに癒合するが,癒合しても網目内に遊離脈はもたない (クモノスシダなど) 。胞子嚢群小脈に沿って伸張し,包膜は小脈上につくが,まれにない。胞子は左右相称型で,周皮がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android