チャンチヤコウ(張家口)地区(読み)チャンチヤコウ(英語表記)Zhangjiakou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

チャンチヤコウ(張家口)〔地区〕
チャンチヤコウ
Zhangjiakou

中国華北地方,ホーペイ (河北) 省北西部の地区。内モンゴル (蒙古) 高原南縁の山地にあり,中央を万里長城が東西に連なる。チャンペイ (張北) 県ほか 11県から成る。中央部から南部はヨンティン (永定) 河の上流サンカン (桑乾) 河とヤン (洋) 河の流域で,両河の合流点にはコワンティン (官庁) ダムの大貯水池がある。北西部は内陸河川の流域である。起伏はゆるやかで,トウモロコシコムギ,雑穀,ダイズなどが栽培される。コウホーと呼ばれるキノコを特産する。クリ,アンズ,カキ,ナシの果樹作がある。牧畜が盛んで,ウマ,ウシ,ヒツジが飼育され,チャンペイ県はコウ (口) 馬またはチャンペイ馬と呼ばれる優良馬と子ヒツジの毛皮を特産。中部を東西にチンパオ (京包) 鉄道が通る。人口 314万 6598 (1990) 。

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