チャンチヤン(湛江)特別市(読み)チャンチヤン(英語表記)Zhanjiang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

チャンチヤン(湛江)〔特別市〕
チャンチヤン
Zhanjiang

中国華南地方,コワントン (広東) 省南西部,レイチョウ (雷州) 半島東岸の港湾都市。4区と5県から成る。 1898年フランスが租借地とし,コワンチョウワン (広州湾) と呼び,開港場とした。返還後,石油産地のマオミン (茂名) 市やコワンシー (広西) チワン (壮) 族自治区のリータン (黎塘) と鉄道で結ばれ,省西部最大の都市となる。港は重要な対外貿易港で,コワンチョウ (広州) 湾に面し,湾口にはトンハイ (東海) ,ナンサン (南三) などの島々が天然の防波堤をなし,3万t級の船が停泊可能な埠頭がある。おもな輸出品は鉱石,化学肥料,石油,雑貨など。また,漁業基地であるとともに,南海西部の石油開発基地でもある。 1984年に沿海開放都市に指定された。製糖精米製粉,機械,化学肥料などの工場がある。また海岸部では製塩が盛ん。人口 540万 478,うち市区人口 109万 9585 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android