チャンルー(長蘆)塩田(読み)チャンルーえんでん(英語表記)Changlu yanqu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャンルー(長蘆)塩田」の意味・わかりやすい解説

チャンルー(長蘆)塩田
チャンルーえんでん
Changlu yanqu

中国最大の海塩生産地区。ホーペイ (河北) 省とテンチン (天津) 市のポー (渤) 海沿いに存在する塩田総称である。海岸は遠浅雨量も少く,天日製塩に適しているので,古くから製塩が盛んであった。元代に河間塩運司が設けられ,明初に塩運司が現在のツァンチョウ (滄州) 市にあたる長蘆鎮におかれて,長蘆塩区と呼ばれるようになった。人民共和国成立後は塩田の新増設や機械化が進められた。主要な塩田はタンクー (塘沽) ,ハンクー (漢沽) ,ホワンホワ,ナンプー (南堡) など。塩やにがりを原料とする化学工業も盛ん。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android