チュルゴ勅令(読み)ちゅるごちょくれい

世界大百科事典(旧版)内のチュルゴ勅令の言及

【チュルゴ】より

…王国の財政はすでに破綻にしており,就任後間もなくとった穀物取引の自由化の措置にもかかわらず食糧事情の悪化による各地の暴動を経験した。76年2月,〈公賦役の廃止〉〈同業組合の廃止〉等に関する六つの勅令(チュルゴ勅令)を布告して大改革を断行した。これは絶対王政下の改革としては近代化の極限形態といえる試みと評価されるが,特権諸階級,高等法院,教会の激しい反対にあい,先の暴動鎮圧によって民衆の支持もなく,王の信を失って引退を余儀なくされ(1776年5月),3ヵ月後には,チュルゴ勅令も後任者によって取り消された。…

※「チュルゴ勅令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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