チューニョ(読み)ちゅーにょ

世界大百科事典(旧版)内のチューニョの言及

【ケチュア】より

…最も多いのは山岳地帯に居住する農民で,彼らは灌漑の施された段々畑で,ジャガイモ,トウモロコシなどを栽培している。主食であるそれらの作物は,ゆでたりスープとして食されるほか,ジャガイモは野外での凍結乾燥により,チューニョという保存食に加工され,トウモロコシからはチチャという酒が醸造される。アンデス東斜面では,コカが栽培されている。…

【ジャガイモ】より

…その代表的なものは三倍種のS.juzepczukiiと五倍種のS.curtilobumで,これら両種の栽培はアンデスのなかでも中央部に限定される。両種とも,あくが強くて,チューニョchuñoとよばれる食品に加工して初めて食用となる。チューニョは,中央アンデス高地の気候の特徴を利用して,いもの凍結,解凍をくりかえした後,脱水した乾燥ジャガイモのことである。…

※「チューニョ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android