チューブ・ベル(読み)チューブベル

百科事典マイペディア 「チューブ・ベル」の意味・わかりやすい解説

チューブ・ベル

金属製の体鳴楽器。より正しくはチューブラー・ベルズチャイムともいう。普通18本ないし22本のチューブ(管)が枠につりさげられ,ハンマーで打って音を出す。教会の鐘の音を模した響きからこの名が付いた。19世紀後半に誕生し,管弦楽曲オペラにしばしば用いられる。チャイコフスキーの《1812年序曲》のフィナーレはその響きを巧みに生かした用例として有名。→打楽器

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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