チリコフ(読み)ちりこふ(英語表記)Евгений Николаевич Чириков/Evgeniy Nikolaevich Chirikov

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チリコフ」の意味・わかりやすい解説

チリコフ
ちりこふ
Евгений Николаевич Чириков/Evgeniy Nikolaevich Chirikov
(1864―1936)

ロシア小説家劇作家。1880年代に短編を書いてデビューマルクス主義を支持して戯曲ユダヤ人』(1904)、『イワン・ミローヌイチ』(1905)で1905年の革命的高揚を表現したが、のちにデカダン的な傾向を帯びた作品を書いた。自伝三部作『タラハーノフの生涯』(1911~14)が代表作。十月革命(1917)に反対して国外に亡命し、プラハ、のちにパリに定住した。

水野忠夫

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android