ツィムリャンスク[湖](読み)ツィムリャンスク

百科事典マイペディア 「ツィムリャンスク[湖]」の意味・わかりやすい解説

ツィムリャンスク[湖]【ツィムリャンスク】

ロシア,ボルガ川中流部の人造湖ボルガ・ドン運河(1952年開通)の建設に伴って造られた。面積2700km2。平均深度8.8m。貯水量23.9km3

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のツィムリャンスク[湖]の言及

【ボルガ・ドン運河】より

…両河川の水位差は約40mあり,そのうえ両河川間にカラチ丘陵が高まるので,パナマ運河のような閘門(こうもん)と人造湖を構築し,しかも分水界の貯水池へはドン川側(西側)から大量の水をポンプで押し上げなければならない。ドン川側からその作動を説明すると,まずドン川の少し下流にダムをつくり,大きなツィムリャンスク湖を出現させ,その最東部の入江からカラチ丘陵を越す4段の閘門に船を通して,湖から44m高い分水界の人造湖に導く。この湖へはツィムリャンスク発電所から3ヵ所のポンプ・ステーションにより大量の水を揚水する。…

※「ツィムリャンスク[湖]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android