ツォリンガー(読み)つぉりんがー(英語表記)Albin Zollinger

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツォリンガー」の意味・わかりやすい解説

ツォリンガー
つぉりんがー
Albin Zollinger
(1895―1941)

スイス詩人小説家チューリヒに生まれ、小学校教員としてそこに暮らした。両大戦間の混乱と価値空白の時代にあって、超歴史的な自然、偉大な人間像、戦闘的な理念をもって、狭隘(きょうあい)で自足的なスイスの市民社会に鋭く対立する作品を生み出した。代表作は『詩集』(1933)、詩集『秋の静寂』(1939)、長編小説『半人間』(1929)など。

[白崎嘉昭]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツォリンガー」の意味・わかりやすい解説

ツォリンガー
Zollinger, Albin

[生]1895.1.24. チューリヒ
[没]1941.11.7. チューリヒ
スイスの詩人,小説家。アルゼンチンで過した4年間を除き,終生チューリヒ郊外で教師をつとめた。詩集『秋の静けさ』 Stille des Herbstes (1938) ,小説『大いなる不安』 Die grosse Unruhe (39) などがある。

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