ツキミタケ(月見茸)(読み)ツキミタケ(英語表記)Hygrocybe chlorophana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツキミタケ(月見茸)」の意味・わかりやすい解説

ツキミタケ(月見茸)
ツキミタケ
Hygrocybe chlorophana

担子菌類マツタケ目アカヤマタケ科。夏秋の頃,平原林地地上に群生する。傘は径2~5cm,初め鐘形ないし丸山形,のちに平らに開く。表面粘性があり,硫黄色ないし黄金色,縁に透明な筋がみられ,しばしば裂ける。ひだも表面と同色。柄は円柱状で長さ3~8cm,傘と同色,ときに曲ったり多少つぶれる。胞子紋は白色。食べられる。本州に産し,北アメリカ,ヨーロッパにも分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android