ツーバイフォー構法(読み)つーばいふぉーこうほう/2ばい4こうほう(英語表記)timber frame construction

知恵蔵 「ツーバイフォー構法」の解説

ツーバイフォー構法

英国から伝わった木造構法が北米大陸で発展、変化して生まれたもので、米国カナダでは最も一般的な木造住宅の構法。規格化された木材でつくられ、その主要な断面のサイズが2インチ×4インチ(two‐by‐four。およそ5cm×10cm)に近いことからこう呼ばれている。日本では、正式には枠組壁構法といい、木材で組まれた枠組み構造用合板を張った壁・床によって構成される壁式構造。在来構法による木造住宅のような柱を用いずに住宅をつくる。

(松村秀一 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android