ツーヤー(子牙)河(読み)ツーヤーが(英語表記)Ziya he

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツーヤー(子牙)河」の意味・わかりやすい解説

ツーヤー(子牙)河
ツーヤーが
Ziya he

中国東部を流れる川で,ハイ (海) 河5支流の一つ。上流はシャンシー (山西) 省北東部のウータイシャン (五台山) 山脈に発するフートー河と,ホーペイ (河北) 省南西部のタイハン (太行) 山脈東斜面の河川を集めるフーヤン河。ホーペイ省南部のシエン (献) 県で合流してツーヤー河となり,北東流してテンチン (天津) 市でヨンティン (永定) 河などと合流してハイ河となる。大量の黄土を含むために,下流ホワペイ (華北) 平原では天井川となり,しばしば氾濫した。人民共和国成立後,フートー河にカンナン (崗南) ダムが建設されたが,1963年以後ハイ河水系の根本的な治水計画によって,ツーヤー新河,フーヤン新河を開削して排水能力を高めるなど,大規模な工事が行われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android