ティノ・ディ・カマイーノ(英語表記)Tino di Camaino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ティノ・ディ・カマイーノ
Tino di Camaino

[生]1285. シエナ
[没]1337. ナポリ
イタリアの彫刻家。おそらく G.ピサーノのもとで修業。作品は 1315年ピサ大聖堂の『ヘンリー7世の墓』,21~22年フィレンツェ大聖堂の『司教 A.オルソの墓』。これは死者を石棺上に坐像として表現した最初の作例。次いで『オーストリア王妃カタリナの墓』 (1323頃,サン・ロレンツォ・マジョーレ聖堂) ,『ハンガリー王妃マリアの墓』 (25,サンタ・マリア・ドンナ・レジーナ聖堂) ,『カラブリア王シャルルの墓』 (32~33,サン・キアーラ聖堂) などを制作。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android