テュリ伯(読み)てゅりはく

世界大百科事典(旧版)内のテュリ伯の言及

【カッシニ家】より

…地球の形状では,ようやくフランスにも登場し始めたデザギュリエJ.T.Désaguliers(1683‐1744),モーペルテュイP.L.M.de Maupertuis(1698‐1759)らのニュートン派と対立して,縦長説を堅持し,父親の説を強く擁護した。3代目で,テュリ伯となったセザール・フランソワCésar François C.(1714‐84)と4代目のジャック・ドミニクJacques Dominique C.(1748‐1845)は協力して〈カッシニ図〉と呼ばれるものを1793年に完成させた。これはフランス全土の8万6400分の1という大縮尺図(全182葉)で,その後における各国の地形図の範となった記念すべき作品である。…

※「テュリ伯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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