現代外国人名録2016 「テレンスタオ」の解説
テレンス タオ
陶 哲軒
Terence Tao
- 職業・肩書
- 数学者 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授
- 国籍
- オーストラリア
- 生年月日
- 1975年7月17日
- 出生地
- サウスオーストラリア州アデレード
- 学歴
- フリンダース大学〔1991年〕卒,フリンダース大学大学院〔1992年〕修士課程修了
- 学位
- Ph.D.(プリンストン大学)〔2000年〕
- 受賞
- フィールズ賞〔2006年〕,サレム賞〔2000年〕,ボッチャー記念賞(米国数学会)〔2002年〕,クレイ研究賞〔2003年〕,コナント賞(米国数学会)〔2005年〕,オーストラリア数学会賞〔2005年〕,キング・ファイサル国際賞(科学部門)〔2010年〕,ネンマーズ賞〔2010年〕,クラフォード賞〔2012年〕,数学ブレイクスルー賞〔2014年〕,英国王立協会ロイヤル・メダル〔2014年〕
- 経歴
- 香港からオーストラリアへ移住した両親の間に生まれる。非常に早熟で、2歳で数え方を知っていたといわれる。1987年、’88年、’89年数学オリンピックで銅メダル、銀メダル、金メダルを獲得。金メダリストの世界最年少記録を保持する。フルブライト奨学金により16歳でプリンストン大学大学院に入学、エリアス・シュタインの指導を受ける。2000年25歳の若さでカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授に就任。2004年素数の集合の中に任意の長さの等差数列が存在するという整数論の難問をベン・グリーンと共同で解決、2006年フィールズ賞を受賞。他に、2000年サレム賞、2002年米国数学会ボッチャー記念賞、2003年クレイ数学研究所クレイ研究賞、2005年米国数学会コナント賞、同年オーストラリア数学会賞、2012年クラフォード賞などを受賞。2014年には素数がどのような間隔で分布するかに関する新たな定理を発見した。著書に「数学オリンピックチャンピオンの美しい解き方」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報