ディオティーマ(読み)でぃおてぃーま

世界大百科事典(旧版)内のディオティーマの言及

【ヒュペーリオン】より

…18世紀のギリシア青年ヒュペーリオンが,師との出会いと友との交わりを通じて,古代ギリシアの全一的生への憧憬を強め,と同時に堕落した現代への怒りと改革への熱情をもやす。やがて,その美しい生を具現する恋人ディオティーマのもとに安らぎを得るが,個人的幸福に安住できずに祖国解放の戦争に身を投じ,しかし結局は挫折し,すべてを融和させる大自然の懐に戻ってゆく。その経過が,隠者の境地に達した主人公の回想として,ドイツの友あての数十通の書簡の形で物語られる。…

※「ディオティーマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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