ディラック粒子(読み)ディラックリュウシ

デジタル大辞泉 「ディラック粒子」の意味・読み・例文・類語

ディラック‐りゅうし〔‐リフシ〕【ディラック粒子】

相対論的量子力学枠組みで定式化されたディラックの方程式に従う粒子スピン1/2のフェルミ粒子をさし、電子μ粒子陽子中性子などが含まれる。特殊な条件下において、物質中で形式的に質量が零の粒子としてふるまうことが知られている。電子については、特にディラック電子ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

法則の辞典 「ディラック粒子」の解説

ディラック粒子【Dirac's particle】

ディラックの方程式*に従う粒子.一般にはスピン1/2をもち質量のある粒子である.電子や μ 粒子,τ 粒子などが含まれる.ミニマムな電磁作用を示す.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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