デジタルフィルター(読み)てしたるふいるたあ,でじたるふぃるたー

デジタル大辞泉 「デジタルフィルター」の意味・読み・例文・類語

デジタル‐フィルター(digital filter)

デジタルカメラ機能の一。画像データを加工・補正して、フィルムカメラにおけるフィルターと同様の効果を施したり、モノクロームセピア風の色調に変えたりする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

カメラマン写真用語辞典 「デジタルフィルター」の解説

デジタルフィルター

 デジタルカメラで、撮像素子から出力されたデータを電気的に加工して、フィルムでフィルターを使ったような効果を得る機能。モノクロモード、セピアモード、ソフトフォーカスなどはコンパクトデジタルカメラに搭載されていたが、デジタル一眼レフカメラにもモノクロモードを中心としたデジタルフィルターが搭載されるようになった。とくに、キヤノンはEOS20D、EOS Kiss Digital Nに現像パラメータのひとつとしてモノクロモードを搭載。コントラストフィルター(イエローオレンジレッド)と同じような効果が得られるほか、調色もできる。デジタルプリンタがモノクロモードに本格的に対応するようになったため、モノクロモードの重要性は増している。なお、モノクロモードは撮像素子で受けたカラー画像情報から、カラー情報を廃棄して作り出している。つまり、Photoshopなどのレタッチソフトグレースケールに変換するのと同じであるが、それをカメラ側で行ってくれ、さらにコントラストフィルター効果や調色ができるという点が新しい。

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