デッサウ(Paul Dessau)(読み)でっさう(英語表記)Paul Dessau

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

デッサウ(Paul Dessau)
でっさう
Paul Dessau
(1894―1979)

ドイツ作曲家、指揮者。ベルリンハンブルクで学び、1914年にブレーメンオペレッタの指揮者としてデビュー、その後ドイツ各地のオペラタクトを振る。20年代に入り本格的に作曲に取り組み、第一交響曲(1927)などを発表。39年ナチスを逃れてアメリカに亡命し、ここで劇作家ブレヒトと知り合い、『肝(きも)っ玉おっ母(かあ)とその子供たち』(1946)、『セチュアンの善人』(1947)など多くの共同作業を行う。48年東ベルリンに帰り、社会主義リアリズムの推進者として、オペラ、カンタータ、ピアノ曲など多くの作品を手がけた。

[細川周平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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