デットサービスレシオ(その他表記)debt service ratio

デジタル大辞泉 「デットサービスレシオ」の意味・読み・例文・類語

デットサービス‐レシオ(debt service ratio)

一国の公的対外債務の年間返済額を総輸出額で割った比率カントリーリスク評価の基準一つとして用いられる。債務返済比率。DSR

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百科事典マイペディア 「デットサービスレシオ」の意味・わかりやすい解説

デット・サービス・レシオ

債務返済比率あるいはDSR,DS比とも記す。一国の債務負担の大きさを表す指標の一つで,債務元利合計支払額を財・サービス輸出額で割った率。一般に15〜20%が危機ラインといわれる。世界銀行推計によると1997年の債務/輸出比率は約17%である。この数字は1991年の18.6%などと比べやや改善されている。→累積債務

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世界大百科事典(旧版)内のデットサービスレシオの言及

【累積債務】より

… 対外借入れが必要なのは主として発展途上にある国であり,発展途上国の対外債務の総額は,IMF統計によると1983年末で7676億ドルに及んでいるが,1977年末には3293億ドルであったから6年間で2.3倍の増加である。この間,返済能力(財貨・サービスの輸出額)はそれほど伸びなかったために,債務負担の指標であるデット・サービス・レシオdebt service ratio(財貨・サービスの輸出額に占める債務返済額と利子支払額の割合)は15.3%から22.5%へと上昇した。このように,発展途上国全体として累積債務が生じたわけであるが,債務累積額が中進国の一部に集中していることが特徴的であり,なかでもブラジル,メキシコは両国合計で1982年末に850億ドルという巨額に達した。…

※「デットサービスレシオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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