デメトリオス1世[バクトリア](読み)デメトリオスいっせい[バクトリア](英語表記)Dēmētrios I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

デメトリオス1世[バクトリア]
デメトリオスいっせい[バクトリア]
Dēmētrios I

バクトリア王 (在位前 190~167頃) 。エウチデモス1世の子。アラコシアとドランギニアを王国に加え,北部インド地方にまで進攻してギリシア,インド両民族の融合というアレクサンドロス3世 (大王) の理想を追求したといわれる。このことは彼の鋳造した貨幣ギリシア語プラークリット語との銘が並び存することにもうかがわれるが,前 167年頃暗殺された。

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