日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 デュプレ(Marcel Dupré)でゅぷれMarcel Dupré(1886―1971) フランスのオルガン奏者、作曲家。ルーアン生まれ。パリ音楽院を卒業。ノートルダム大聖堂のオルガン奏者を経て、1926~54年パリ音楽院教授、54~56年同院長を務めた。この間世界各地に演奏旅行、卓越した演奏技巧と即興演奏で名声をあげた。作曲家としてはオルガン曲を多く残している。教育者としても優れ、その門からは作曲家のメシアン、女流オルガン奏者のマリー・クレール・アランらが出た。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例