デ・サンクティス(Gaetano De Sanctis)
でさんくてぃす
Gaetano De Sanctis
(1870―1957)
イタリアの古典古代史家。ローマ大学でK・J・ベロッホに学び、アテネ史の研究で学位を得た。1929年にローマ大学教授となったが、やがて失明。31年にはファシスト政府に抵抗して職を追われた。しかし二重の不幸にも屈せず研究を続け、45年に終身教授に迎えられた。主著『ローマ史』Storia dei Romani四巻(1907~23)、『ギリシア史』Storia dei Greci二巻(1939)。
[古山正人]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例