トゥースール(英語表記)Tousseul, Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥースール」の意味・わかりやすい解説

トゥースール
Tousseul, Jean

[生]1890.12.7. フランデンヌシュルムーズ
[没]1944.2.9. セーユ
ベルギーの小説家。フランス語で執筆。石切工として働きながら独学文学を学び,作品のなかにみごとに自己を表現している。小説の舞台はベルギーの田舎に限られているが,単なる地方文学の枠をこえている。小説『小さなブランシュの死』 La Mort de Petite Blanche (1918) ,『失われた家』 La Maison perdue (1925) ,『灰色の村』 Le Village gris (1927) ,『遺書』 Le Testament (1936) のほか,随筆『善意の人々に』 Aux hommes de bonne volonté (1921) ,『ベルギーの新進画家と彫刻家』 Peintres et Sculpteurs nouveaux de Belgique (1925) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android