山川 世界史小辞典 改訂新版 「トクヴィル」の解説
トクヴィル
Alexis Charles Henri Maurice Clèrel de Tocqueville
1805~59
フランスの歴史家,政治学者,政治家。高潔な人格と高邁な識見を持ちながら,政治家としては不遇で,強烈な自由主義的信念のゆえにナポレオン3世に反対して引退した。だが,その著作『アメリカの民主制』は近代社会の本質とその大衆社会化の必然性を洞察し,『アンシャン・レジームと革命』は革命前と後との歴史の連続性を初めて明らかにし,いずれも不朽の名著として後世に大きな影響を与えた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報