トゲワレカラ(英語表記)Caprella scaura

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゲワレカラ」の意味・わかりやすい解説

トゲワレカラ
Caprella scaura

軟甲綱端脚目ワレカラ科。体長 2cm内外。各地の潮間帯に最も普通に見られるワレカラ。頭部背面に頭棘をもち,鰓嚢楕円形近縁種クビナガワレカラ C. equilibra は体長 1cm内外で,頭棘はなく,鰓嚢は細い先太りマルエラワレカラ C. penantis は頭棘をもち,鰓嚢がほぼ円形。いずれも世界的な分布を示し,潮間帯から浅海海藻などに群がる。魚類の天然餌料となる。(→甲殻類節足動物端脚類軟甲類

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android